2005年03月12日

雨上がりの宝石箱(その2)

 雨の名残の小さな雫でさえ、これほど美しく輝くのだから,先人達が土中や岩石の中から、光を得て,赤や緑や紫、そして光溢れる透明に輝く玉石を見つけたときの感動はいかばかりかと思う。ましてや、いやがうえにも美を求め、競い合う世の女性たちが、眦を決して宝玉を追い求め、身を飾りたがるのも無理の無い話と得心が行く。 
 風に揺れて落ちてゆく雫もわれらが命も、まことに儚いものと知りつつも........................
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雨上がりの宝石箱(その1)

 昨夜来の雨があがって、今朝は暖かい陽光がまぶしい。雨上がりの朝は、縁先に立って庭の木々や庭先の梨園の枝に目を凝らす。庭木や梨の木の枝ぶりを左見右見するわけではない。枝々に宿る、雨の名残を見ているのだ。雨水が、小さな無数の雫となって、枝々に宿り、陽光を浴びて透明に輝いている。これを、仮にダイヤモンドの輝きとしよう。すると視界の何処かで、緑色が目を刺すように輝きだす。と、あちらこちらで、紫の光が揺れる。負けじと真紅の光や、黄色、オレンジと次々に光の粒が。。。
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posted by vino at 11:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

煙が目にしみる(その2)

 風に揺られて、煙は煙突の吐口から,もくもくと立ち昇ってゆく。しかし、火勢が増してくれば、それは透明な熱気を含んだ青紫色へと変わってゆく。そうなると、煙を見る楽しみは半減してしまうので、今度は、耐熱ガラスの覗き窓から見える火炎に目を移す。今では、太い椚も全身に亀裂が生じて一様にホヤホヤと炎をつけている。文字通り、身を焦がして燃え盛っている。
 薪ストーブの楽しみは、煙と炎の饗宴に参加すること。
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posted by vino at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

煙が目にしみる (その1)

薪ストーブの楽しみの一つに、煙突から立ちのぼる煙を見ることをあげたい。椚の薪は、紙類のように最初から,ハラハラメラメラと短兵急に忙しなく燃えるのではない。火付け用の枯れ杉葉が燃え,細木が炎を上げるのを、傍らでジッと見つめている。その様は、家父長的とも父権者的ともいえる。そして、それらの熱気を身に受けて、おもむろに全身を熱し、白い木ガスを発しながら、やがてパチパチと爆ぜると亀裂の一部からほのかに炎をつける。炎をつける直前に、一番美しい煙を出す。。。
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posted by vino at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月10日

独り語りの記

(前号からの続き)もう一つ、「しそ科の一年草、または二年草。路傍などに自生...」として、目の前の花と同じ、可憐な「仏の座」が、紅紫色の花を見せている。
 季題をとって紹介されている俳句からは、どちらの「仏の座」を採ったものか、浅学の悲しさ、区別がつかない。
 
 七草や 何をちなみに 仏の座(路通)

 七草や けふ一色に 仏の座 (支考)

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独り語りの記

「仏の座」を小さな花瓶に挿して机に飾っている。段々に移って、今はもう先端に花が咲いている。花瓶の下のメモ用紙に、0,5ミリから1ミリ程の暗茶色の種が数粒落ちこぼれている。
 室内で風に当たらず、まして蝶や花蜂などの訪れも無い。どのように受粉して結実するのか、切花にしてからも旺盛な水揚げ振りから見ると、何か特別な仕掛けを持っているのかもしれないが、何しろ花が小さくて、虫眼鏡で覗いてみても
判然としない。小さな紫色の下端に突き出るように、濃紫の蕊と思しきものが見えるが。。。
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2005年03月09日

独り語りの記

心気症の気配。スーッと忍び寄る何者かの気配がする。頭頂部に身体もろともに吸い寄せられ、そこに用意されたブラックホールに吸い込まれそうな感覚。
「猛烈な不安に襲われて、このままどうにかなってしまうんじゃないかと......」言いよどむ僕の言葉尻に取り付くように,医師が尋ねた。
「なんとかなるとは、どう云うこと?」
「アッ、このまま死ぬんじゃないかと......」
(死)と云う言葉の響きの、なんとも場違いな感じから言いよどんだ僕は。。。
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posted by vino at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

独り語りの記

    アルバム
 たくさんのアルバムが/乱雑に積まれている(僕の部屋)/そのうちの1・2冊は/今まで/誰かがページを繰っていたように/見開かれている/それぞれのページには/それぞれの写真の主人公たちが/所在無気に微笑んでいる/と、ここまで記述して/僕の、僕の部屋における記憶は/消えてしまっている/僕は、今の僕が/アルバムのページに貼られた写真に定着しているのか/部屋の空中に浮遊しているのか/(定かではない)/僕の部屋にあるアルバムも/写真の主人公たちも


 
  
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posted by vino at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

独り語りの記

Blog第一声。
機械音痴なので,グレードアップは後日。

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posted by vino at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする