2009年06月28日

< 何も止まらない >

 
Patricia kaas.jpg 浅野温子が敵役を演じるというので、23日のTBS・月曜ゴールデン劇場・緑川警部〜を観た。うーん、この女優さん、もともと顔の演技の少ない人だけれど、演出なのかなあ。どうして日本の刑事物って、筋立て、プロットとも安っぽいんだろうなあ、と思いながら、エンディングに流れた曲に慌ててメモを用意したけれど、結局テロップでは流れず(見落としだったらごめんなさい)。次の日に、TBSに電話で問い合わせて教えてもらった。
 パトリシア・カースというフランスの女性歌手が歌う、「リアン・ヌ・サレトル」。
 さっそく、アマゾンでCDを購入。
「またまた、衝動買いね」と家人に小言を言われたけれど、「ま、聞いてみてよ」
「あら、どこかで聞いたような、懐かしい曲ね」
「だろう?いいバラードだよね」
 当方、フランス語は全然分りませんので、CDに付いていた、バイオグラフィー(これも、業界では何と言うのだろうか)から、歌詞のサワリを、

 何も止まらない
 愛はどこかへ飛んでいき
 後悔しても
 時間は勝手に流れ続ける
 何も止まらない(鳥取絹子訳)

 恨み言のように何回もリフレインで歌うリアン・ヌ・サレトル(何回聞いても、当方には、・・サレットゥとしか聞こえない)が切ない。
 テーマ曲選びって、いつも感心するけれど、今回も、ドンピシャリでしたね。

※ 写真、歌詞ともに、Epic Records Int'l(Sony Music Internatinal(France)S.A.から転載させていただきました。
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2009年06月27日

今朝の花

 
ヘヴンリーブルー 002.jpg 5月の末、孫君たちの通う小学校で運動会があった。祖父母の参加する種目の景品が朝顔の苗。5、6年生が種から育てたものを頂戴できるので、家人と一緒に参加した。
 1週間程前から、急に蔓が伸びだして沢山蕾をつけ、今朝、そのうちの一輪が咲いた。
 何と、ヘヴンリーブルーの青い花。嬉しくなって、小学校へ礼状を書きたくなった。


ピンク露草 004.jpg ピンク色の花ですが、これ、露草の一種だそうです。名前は不明です。先日、知り合いから、珍しい花、といって分けてもらったもの。
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2009年06月26日

捩 花

 
捩花 002.jpg 母屋の西側の壁の跳除けに、茅(チガヤ)を植えている。
 さ緑の葉先を紅に染めてさやさやと風にそよぐ姿を見ると、何とも爽やかな気分になる。
 年々増えて、踏み石を被うまでになると、ゴメン、と断って間引かざるを得ない。今朝も、小型の剪定ばさみを使いながら葉叢を整えていると、危ない危ない、一本の捩花を伐ってしまうところだった。
 一株、家人が移植して楽しみにしていた捩花だけに、「良かったなあ」と独り言。

で、一句

  捩花のまこと裾濃となりにけり
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2009年06月25日

頭隠して

 
木賊 001.jpg ひびの入ってしまった水鉢を、捨てるのを惜しんで庭の草叢の中に埋め込んである。
 
 睡蓮の花が見事に咲いた年の冬、水を少なくするなど、凍結を防ぐ準備をしなかったために、氷の力でひび割れてしまった、径尺二寸ほどの小さな水鉢。
 中に土を入れて島を作り、そこに 木賊を2、3株植えておいた。
 5年ほど経った今では、島全体に水蘚がつき、木賊が我勝ちに林立している。
 その中の一株が、どういう訳かリング状になったまま、高さ7、8センチほどに成長している。
 いずれが根元でいずれが頭部かは、節々の袴の向きを見れば分る、とは言うものの、春先に気付いた時から、そのまま伸び続けている。いずれは、頭をもたげるだろうと見ていたのだけれど・・・。
 途中で節折れしたものとは違って、凛と張り詰めた弧を描いている。
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2009年06月22日

浜辺の宝物

 
浜辺の宝物.JPG 浜辺に打ち揚げられた漂着物の中から、これぞという宝物を探し出すことを、ビーチ・コーミングというらしい。
 梅雨の晴れ間、創立記念日で学校が休みとなった、小3と小1の孫君二人を連れて、日立の水木の浜辺を歩いてきた。
 幾日か海が荒れていたのだろうか、砂浜が洗われたように均されていて、テトラポットの隙間に漂着物が挟まるようにあるだけ。それでも、1キロほど歩いていくつかのお宝を拾ってきた。
 陶片、ガラスの欠片、波と砂に丸められた石ころ、貝殻などなど。
 汀の海水で洗うと、驚くような色を見せてくれる。
 本日最大の獲物は、小1君が見つけた、長径4センチほどの、青いガラスの欠片。見つけたよ、と手渡してくれたので、ありがとう、と礼を言ったら、突然、小さな握り拳の中に仕舞いこんでしまった。
「これは、僕の宝物にする」
(えーっ、そんなぁ)
  
 帰路、百均に寄って、夫々のお宝を入れる、小物の整理箱を買う。
「また、行きたい」と孫君たち。
 迎えに来た母親に、整理箱に入れたガラス欠片を自慢しながら帰っていった。従って、写真にアップもならず、残念。
 
 平日のせいか、人影もまばらな浜辺でした。
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2009年06月21日

十薬と山吹の実

 
薬 001.jpg 雨の降る日、木の下闇に咲く十薬の花苞の白さが眼に染みる。
 その白さを直接言わずに、
 
 どくだみに降る雨のみを近く見る  秋元不死男

 山吹には実は付かないものと思い込んでいた。それなのに、先日苔庭の隅に植え込んだ白花山吹に、実がなっている。やがて、黒褐色に熟れるらしい。洋品種なのだろうか、これでは歌にならない。
 七重八重と詠わずに、

 山吹やひとへ瞼の木曾女  橋本鶏二

 花に雨といえば、ややもすると恨み言に聞こえるけれど、紫陽花や花菖蒲など雨に濡れてこその花もあって、かえって艶冶な風情が漂う。
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2009年06月20日

あな

 
あな 002.jpg 苔庭の隅で、ヤブコウジが小さな花をつけている。その根方に、泥を盛り上げた穴が2個できている。穴の径は1.5センチ程。右側の穴は、結構深そうで、覗いてみてもほの暗いだけで確認できない。懐中電灯で、と思ったけれど、何やらの目がギラリとこちらを睨んでいそうで恐くて覗けない。モグラにしては小さく、ミミズが竪穴を穿つとも思えず、うろちょろしているダンゴムシにこんな力業ができるとも思えず、さて・・・。
posted by vino at 12:23| Comment(0) | 庭には・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

青いインク壷(詩想)


DSC04834.JPG 青いインク壷は、自在に自由に光源の荒みを操って、「静か」でいる
造型のままに受け入れ、何ものも望まず、何ものも拒まず、「静か」でいる
青いインク壷は、時を経て疵を得たが、褪せることなく構わずに、青のままでいる
青いインク壷は、透いたまま深く色を織り成し、寡黙のまま、「静か」でいる
青いインク壷の物語りに耳を澄ませば、自ずから観照の境地が生れる
青いインク壷と遊ぶには、心静かであればよい

※このほど、アンティークギャラリー堅香子さんから求めた、青いインク壷。小さな買い物だったけれど、望外の喜びを得た。
堅香子さんへは、サイドバーの「鏡花水月紀」からお入り下さい。きっと良い出会いがありますよ。
posted by vino at 11:06| Comment(4) | もの・がたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

メダカのメダカ

 
メダカ誕生.JPG 緋メダカが盛んに縄張り争いを始めたので、ホテイアオイを一株入れて1週間。引き上げてみると、ホテイアオイ独特の根毛に、卵が沢山産み付けられていた。
 そこで、親メダカのいる水鉢からホテイアオイをバケツに移して1週間経過。先ほど、メダカの子供たちが泳いでいるのを発見。50尾はいるだろうか。1センチに満たない小さな身体ながら、メダカ特有の目がはっきりと見えていて、針先より細い尻尾を振って、皆元気に泳いでいる。
 去年は、水替えを誤って親メダカが2、3匹ほどになってしまい、メダカのメダカを見ず終いで残念な思いをしただけに、へ・へ・へ・へ、、嬉しくてメロメロです。
posted by vino at 17:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

6歳のラブレター


トウモロコシ (3).jpg 小一の孫君が、同級生の女の子に、「△△ちゃん、大好き」と愛を告白された。
 母親は知らずにいたが、女の子の母親からの電話で知ったそうだ。
「そう言えば、あの日、学校から帰るとすぐに自分の勉強机に向かって、なにやら一生懸命に消しゴムを使いながら書いていたの。珍しいこともあるものだと思って、△△がお風呂に入っている時覗いてみたの」。

・・・○○ちゃん、きょうはありがとう。うれしかったよ。
・・・でも、いまはけっこんできないよね。
・・・じがきたなくてごめんね。

 妻の実家は兼業農家なので、折々、季節の野菜を送ってくれる。
 お礼に、畑の草引きに行こう、と先日二人で出かけた。
 ビニールハウスの中のトウモロコシを見て、義姉に訊ねた。
「いつも不思議に思っていたんだけど、野菜でも果物でも、花が終ってそこに実がなるのに、トウモロコシはどうして花ではなく、茎の途中に実をつけるんだろう?」
「天辺に咲いているのはね、雄花。実のなるところに、フサフサ毛のような物があるでしょ、あれが雌花の雌蕊。だから、あの毛の根元にトウモロコシの実が付く訳。あの毛の数だけ、実がなるのよ」
 見ると、そのフサフサが異様に撚れている。
「孫娘が二人して、三つ編みにして遊んだのよ。無理にほどこうとしても千切れて駄目。結局、受粉が上手く行かずに結実できないの。歯っ欠けトウモロコシになってしまうのよ」と無念そう。
 
 先日、トウモロコシ人形作家のpiroさんから、展示会で好評だった「図書館で」を一式頂いた。上手い写真が撮れないためご紹介できないのが残念ですが、いずれ、いずれ。
「今年もトウモロコシの皮の季節が来ました。7月には、市内のギャラリーで仲間展をやる予定」とメールを頂いた。
 トウモロコシの実のなり方、piroさんに話したら、笑われるだろうか。

※写真は、左クリックで大きくなります。はず、です。
posted by vino at 11:22| Comment(2) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月10日

交差する時間 - 滝の記憶

もっと遠くまで行きたかった水の流れは
滝の記憶の中に忽然と収斂される
直下を見下ろせば行く末は底もなく
ただ、飛沫となって飛散した分
水の流れは、滝の意業を欺き滝を迷わせる
滝の記憶の中に水の流れの記憶が
音をたてて膨張している
posted by vino at 19:27| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

交差する時間 - 僕の立場

ひと言もなく ひと言もなくですよ
あの人が逝ったのは
あの人は眠っていましたので
そう あの人は随分苦しみましたから
その時は もう あの人の人生も何もかも
押し寄せて いちどきに押し寄せていて
あの人は混濁の中にいて
思い出そうにも 納得しようにも あきらめようにも
ついに 乾坤一擲はなりませんでした
いつとは知れず眠りに陥ちて 消えてゆきました

残された肉体
それが 僕の立場です

<逃げようがないね どうにも
物心付いて以来 僕はずっと僕の立場のままでいた>

あの人が引き受けたのは 何だったのでしょう
あの人の立場でしょう
そして
残された肉体は そのまま僕の立場です
posted by vino at 16:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

そも、何もの?


DSC04781.JPG  縁先で庭を眺めていると、視界を過ぎる細い光の線が目に入った。一本の、蜘蛛の引いた糸だった。風の具合で糸が捩れるたびに、左から右へ、右から左へ、一条の光が七色に変化して飛んで行く。
 
 風で翻ったシャガの葉裏に、陽の光を受けて光るものがある。!?何やらの菌糸体のような、何ものかの卵群のような、玄妙としか言いようのないもの。
 
 侘助の枝に付いているカマキリの卵は、まだ動く気配を見せていない。
posted by vino at 09:41| Comment(0) | 庭には・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする