2010年06月30日

Welcome!

 
外国語絵本のお話会.jpg 先週の木曜日(24日)、市立図書館で「外国語絵本のお話会」があった。今年で3年目。市内の小中学校で英語を教えている外国語指導助手が賛助出演してくれた。子どもたちにとっては、青い目のネイティヴの朗読を聞く良い機会になる。60人近い親子連れが集まってくれた。
 発表した絵本は、順番に
「おさるの ジョージ Curious George」(英語)
「あさえとちいさいいもうと Anna In Charge」(英語)
「すてきな 三にんぐみ The Three Robbers」(英語)
「三びきのやぎのがらがらどん
       The Three Billy Goats Gruff」(英語)
「カラスとキツネ Il corvo e la volpe」(伊語)
「李白の話」、「老鼠吓跑了(ねずみにげた)」(中国語)

 そして、当日の目玉は、ご存知「はらぺこあおむし」。世界30カ国を超す言語に訳され読み継がれているエリック・カールの名作。この作品を、日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語の順に、輪読して行く。大型絵本の日本語版から手のひらサイズの独語版まで、本の仕掛けは全く同じ。
 当方は、辞書と首っ引きで訳した拙い日本語文を図書館の司書さんに手伝ってもらい、「カラスと〜」を読んだ。
 絵本の力なのだろうか、途中帰る人もなく、1時間30分のお話会は盛会のうちに無事終了。
posted by vino at 13:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

アジサイ


アジサイ2.jpg 「紫が好き」、「何と言っても青よ、木の下闇にひっそりと」、「白もいいんじゃない、七変化と言うけれど、我関せずだもの」。
 アジサイの色の変化は様々で、それにつれて人の好みも様々。その時の気分にも左右されるらしい。
 サイドバーにリンクさせていただいている、「老いの前夜祭」のasakidiamokさんが、松戸市にある長谷山本土寺のアジサイを紹介されている。あまりにも美しいので、画像を拝借してデスクトップの背景に使わせていただいている。
 思いついてスケッチをしてみたけれど、何としても写真のような色が出ない。止む無く、こうあってもいいだろうという、当方好みの色合いになってしまった。
 アジサイの八変化?
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2010年06月28日

刈り残る

この季節、農家の人は田畑の畦道の草刈りに忙しい。朝に夕に、草刈り機のエンジンの音が響く。
 
ホタルブクロ.jpg  つりがね草かりこぼされて水の上 竹路

 つりがね草は、ホタルブクロの別名。
 田中の小川だろうか、かりこぼされたホタルブクロが岸の雑草に絡まって名残を惜しんでいた、と見ると、ついーっと水の流れに促されて何処へか。「水の上」が俳味。

 一気呵成に刈り払われたかと見やると、所どころにアザミやノカンゾウが刈り残されてある。
 里人の詩情が伝わってきて、畦道の散歩が楽しくなる。

※albireo水彩紙、フェルトペン、透明水彩
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2010年06月27日

なるなり


キューリとナス.jpg 「葉っぱの色も、茎の太さも、勢いも随分違うわね」と家人。隣の農家の畑作を見て、ふたりで溜め息をつく。
 植えつけた時期はさほど違わないのに、彼我の差は歴然。
「今年は一年生だから、こんなもんさ。来年は、土作りから挑戦だ」と力んでみるけれど、やはり悔しい。
 それでも、キューリやナスには花が咲く。そして、葉っぱの陰に隠れて気付かずにいた実が、朝露に濡れてひょっこり顔を出す。
「いただきます」。手のひらに乗せて鼻を近づけると、新鮮な香りが応えてくれる。
 もう一度、「いただきます」。

※albireoAB-B5水彩紙、フェルトペン、透明水彩
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2010年06月26日

交差する時間 - 遊ぶなし

風が吹き
吹き忘れ
吹き残された
まま

風が凋んで
色を失う

風に馴染んだは
不意の心
玩ぶ
ふいのこころ
posted by vino at 08:10| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

キョウカノコ


キョウカノコ.jpg この茎の紅い色は、どこから来るのだろうか?
 花の紅よりもなお濃い色合いで、花茎を支え、緑の葉叢を縫っている。日蔭の部分は緑色をしているから、太陽光を受けたところで赤い色素をつくりだし、花へと送っているようにも見える。
 襷掛けの心意気を感じる、と言ったら大袈裟に過ぎるだろうか。
 
※albireo水彩紙AB-B5、フェルトペン、透明水彩
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2010年06月24日

ヤツデ


ヤツデノ若葉.jpg 「花ヤツデ」、「ヤツデ咲く」、「ヤツデの花」は、いずれも冬(初冬)の季語。花の時期に拠るものだろうけれど、冬にその花を見ても、然したる感慨は浮かばない。それに比べて、いまの季節、ヤツデの若葉が美しい。前の年までの黒ずんだふてぶてしい葉を落とした後に、黄の勝った瑞々しい幼葉が陽に輝いている。この美しさが季語として詠われないのが不思議でならない。

※albireo水彩紙AB-B5、フェルトペン、透明水彩
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2010年06月22日

詩人の、とき


詩人の墓.jpg 『詩人の墓』(詩・谷川俊太郎、絵・太田大八 集英社)


ときに、詩人は自虐的になる。
「誰かが死ぬと墓に刻む詩を書いた」のに
自分の「墓には言葉はなにひとつ刻まれていなかった」ように。
「男の詩はみんなに気にいられた」のに
「詩を書いていないとき男はとても退屈そうだった」ように。
 
女になれなかった娘は、だから詩人である男に
「何か言って詩じゃないことを
なんでもいいから私に言って!」
と叫ぶ。

詩人が人を愛するのは、すべての言葉を忘れたとき。
相手が、詩人の心の空洞を見透かしても、次の台詞を心に仕舞っておいてくれるとき。
「言うことは何もないのね
あなたって人はからっぽなのよ
なにもかもあなたを通りすぎて行くだけ」

※「 」内は、同書からの引用です。
太田大八の絵は、例によって言葉以上に詩的で旋律的です。
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2010年06月21日

スケッチ2題


ウ.jpg 早いも遅いも、濃いも薄いも、去年の花の種が落ちこぼれたチドリソウが、今庭いっぱいに咲きそろっている。大好きな花の花期が長い分、眺める時間も多いはずだけれど、カメラを向けるとわざとのように風に揺れ、手を添えるとするりと科を作って逃げてゆく。






アジサイ.jpg 手毬のような大仰な花柄ではなく、額アジサイの楚々とした花形に心惹かれる。アジサイは、挿し木でも簡単に付いてくれるからと、ついつい知り合いの庭で見た一枝をもらいうけては持ち帰ったりして、小庭のアジサイも6種類に増えた。
 悩みは、花が終っても葉が繁茂し続けて、小庭が狭くなってしまうこと。
posted by vino at 13:16| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月20日

植生の妙


水戸市植物公園.jpg  先日、水戸市植物公園で写生会があったので参加して描いた一枚。
 右手に見える建物は、温室植物館。
 点景の人物は、仲良く手をつないで散策していた熟年の夫婦連れ。

※albiero水彩紙。フェルトペン下書き、透明水彩。




DSC06070.JPG スケッチをする立ち位置と決めた木陰でリュックを下ろしたベンチに、どんぐりが芽を出している。腐って開いた穴に落ちたまま、此処を終の住処と決めたらしい。こういった植生の妙が見られるのも植物園ならではか、などと感心しながら、スケッチを続けた。
posted by vino at 14:11| Comment(0) | 絵空事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

ガマズミ

 
ガマズミの花.jpg 去年、鉢植えで買ったガマズミが満開になっている。白い小さな花で、それでも受粉して実をならせる仕組みが秘められているかと思うといとおしくなる。
 ところが、去年は花が終っても子房が膨らまずに、茶色に変色して、そのまま全部落ちてしまった。
 ウメモドキのように、雌株と雄株に分かれているのかもしれないと思いつつ、野暮用に紛れて購入した園芸店に確かめに行けないでいる。
 早くに咲いた花が落ちたあとを見ても、子房には膨らんで行く生命の勢いというか気配が薄いので気が気ではないのだけれど・・・。
※albireo紙。フェルトペン、透明水彩。 
posted by vino at 08:50| Comment(0) | 絵空事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月07日

ヤブムラサキ

 
DSC06050.JPG 友人の山から採ってきて2年目、やっとヤブムラサキに花が咲いた。花径8ミリほどの小さな花が群がって咲く。









DSC06051.JPG  以前から小庭にあるコムラサキが、枝いっぱいにすだれるように花を咲かせびっしりと実を付けるのとは違って、花の数も少なくばらけた感じだけれど、それだけ野趣味がある。同じムラサキシキブ属でありながら、こちらは毛虫に食われて半欠けになったり穴のあいた葉っぱが、かえって似合いそうだ。
 紫に色付くころ、メジロが実を啄みに寄ってくれるのを楽しみにしたい。
 
posted by vino at 08:57| Comment(0) | 庭には・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月05日

難しい絵本

 毎月第一土曜日の午後からは、市立図書館での「お話し会」で読み聞かせを担当する。
 今回読んだのは、次の2作。
『くものこどもたち』(ジョン・バーニンガム作・絵、谷川俊太郎訳:ほるぷ出版)
『山のごちそう どんぐりの木』(ゆのきょうこ作、川上和生絵:理論社)

『くもの〜』は、まさにジョン・バーニンガムの世界。
 両親と登った山から下山中に、足を滑らせて崖から落ちて行方不明になったアルバート少年は・・・。

 ファンタジックな物語と言えばそうなんだけれど、奇想天外過ぎて意味不明?な筋書き、ともとれる何とも不思議な話。
 深読みすれば、法華経の教えにも届くような「救い」が漂ってはくるけれど、子どもたちの心にどのように響いてくれるのか、読んでいて心もとない本ではあります。

山のごちそう どんぐりの木.jpg  『山の〜』は、どんぐりのなるコナラの木の春夏秋冬を通して、そこに集う、昆虫、けもの、鳥たちを描いて、わくわくさせられる本。当方の様な、どんぐりオタク族にとっては、ニコニコもの。
 コナラの若葉をごちそうにする、ミヤマセセリ、オオミドリシジミ、ハバチ、ヤママユガ、ナナフシなどは、ネットで検索した画像をプリント・アウトして使わせていただいた。
 だから、時に本を離れて、子どもたちと一緒に、オオミドリシジミの羽根の美しさにウットリ溜め息をついたり、ヤママユガの大きな羽根の目玉模様に尻込みしたり。
 しかし、何と言っても、オトシブミが紹介されているのが嬉しい。「みんな知ってる、知らないか・・・」。またまた脱線して、当ブログでも紹介した、親虫が「落文」を作る一部始終を写真で説明し、小庭のコナラの木にぶら下がって残っていた「落文」の実物を見せたり。これにはお母さん方も興味津津で、子どもたちと一緒に歓声を挙げていた。
 このオトシブミの話は、8月に予定されている「図書館まつり」で、画像と物語を構成して発表したいと思っている。
 さて、どんな「落文」が生まれるか・・・。
posted by vino at 17:24| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

隠し味

 
DSC06036.JPG 苗を植え付けてからしばらくして蔓が伸び始めたころに、ヒヨドリのファミリーに啄まれて無残にも坊主状態になってしまったスナックエンドウが、やっと持ち直して、実を付け始めた。一時は、植え替えまで考えたほどだったけれど、その後ぐんぐん蔓を伸ばして花をつけ、ここ2、3日、一日に20個は収穫している。
 茹で上げて、余熱が冷めるのを待ち切れずに口にする。
「マヨネーズは?」と家人に訊かれるけれど、こんな美味しいものに余分なものは要らない。鮮やかな緑の鞘にほんの少々、塩をふって食べる。瑞々しい甘みが口中に溢れる。
 菜園からもぎ取る時も食膳でも、心から「ありがとう。いただきます」と唱える。
 感謝の気持ちに喜びの味が加わる。得も言えぬ隠し味のように。
posted by vino at 10:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする