2011年10月23日

好文亭他復旧工事その3

DSCF5013.JPG 先日ご紹介した、好文亭の茶室、何陋庵の内部、解体前の写真です(解体後のものと見比べてみてください)。写真では、傷み具合がはっきりしませんが、下地窓の周囲をはじめ柱や天井回り縁など木部との取り合いのところなど壁一面に、亀裂や肌割れ、散切れ(ちりぎれ)があって、痛々しい限りです。
 付箋は、施工管理のために貼ったもので、壁のNo.、施工ランクを表示しています。「A」は、剥落してしまったところや仕上げ材を掻き落して下塗まで解体するところ、場合によっては竹小舞まで遣り替えるところなど、傷みのもっとも激しいところを表します。「B」は、中塗(なかぬり)から、場合によっては中付け(ちゅうづけ)まで塗り替えるところ、「C」は、ヘアークラックや軽微な散切れを直すために上塗りだけを直すところと、区分しています。
 表面から見ては軽微な傷みでも、上塗りを掻き落して見ると下塗りや小舞まで傷んでいるところが多いため、設計と実施を順次管理し記録しなければなりません。数が多いため、苦労の多い作業が続きます。(続く)
posted by vino at 10:31| Comment(0) | 修繕工事日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月21日

5374

 四桁の数字のあとに、「〜運動」とある。年号にしては大き過ぎる数字だし、と考えて、はたと思いついた。「ごみなし運動」だ。だけど、田んぼの中にぽつんと、さびしそうな看板だった。
 当方は、こんな言葉遊びや語呂合せが大好きで、車を運転していても、前の車のナンバープレートが気になって仕方がない。・・・これは両面待ちか、片面か、穴待ちに・・・などと、いつの間にかマージャン牌の数字合せをしていたり、「・7-53」、「・7-58」や、とっておきの「16-82」や「12-34」などのナンバープレートの車に会ったりすると、「いいねえ、いいねえ」などと独り言を言ったりする。もっとも最近は、別料金を払ってお気に入りの数字を手に入れることが出来るらしいから、以前のような偶然のラッキー感はないのだけれど・・・。

 「7−11」という名のコンビニエンスストアーでは、朝一番に、社員やパート従業員が近隣のごみ拾いをする。隣接する道路の数だけ、ひとつ先の信号まで、ビニール袋と大きな火バサミを持って拾い歩く。お蔭で、その近辺の道路はきれいなままで、清々しささえ感じる。
 ある日、信号で止まっていると前の車の助手席の窓が開いて、若い男が件の制服の女性に何か話しかけている、と思ってみていると、ビニール袋を差し出した。車内のごみを袋に入れて渡したらしい。その女性は、ニコニコ笑って袋を受け取ると、そのまま自分のごみ袋にそっと入れた。唇の動きから、「ありがとうございました」と言ったらしい。そして丁寧に一礼までしている。車の男は、信号が変わったからか会釈もせずに走り出した。
 その車のナンバーは、「・・-39」だった。これを何と読み替えます?「サンキュウ」では癪に障るから、「惨苦」と読んで置いた。
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2011年10月16日

柿の実

PA160824 (450x278).jpg 雨があがって、柿の実の色が一段と深くなった。
 名残の雨粒が枯れ枝に宿っている。
 裏山の靄が切れ始めるのは、まもなく天気が回復する兆し。
 夕陽がこの山に沈む前のひと時、赤とんぼの乱舞が見られる。
 来月には、この里山にも紅葉の季節が訪れる。
 見晴るかす展望がない分、凝縮した時間が流れるように思う。
posted by vino at 08:45| Comment(2) | 庭には・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月05日

今日の一行の四十八

吾もまた桑実期を経たり。生命の悲しみも喜びも、どうやらこの辺りから・・・。
posted by vino at 19:05| Comment(0) | 今日の一行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月04日

好文亭他復旧工事その2

P9140535.JPG 先日ご紹介した、好文亭にある茶室、何陋庵の西側の壁の傷んだところを撤去しました。下地窓を残して丸裸のように木摺り下地が見えています。普通、壁の下地には半貫(杉板、W=90mm、D=12mm)を使いますが、ここでは、W=32mm、D=6mmの極薄物を、縦横斜めと、見事に使い分けています。これを内外入れ違いに、つまり交差するように取り付けています。したがって、壁の下地としては、6mm+6mm、わずかに12mmという薄さです。これを、間口、天地とも9尺のところに使っていますので、手で触れるだけで、ふわふわ動きます。茶室つまり数寄屋造りの粋、と言うところでしょうが、さすがに千年に一度と言われる震災には勝てませんでした。

P9280605.JPG 室内から見ると、陽を透かして見事な造形美が見られます。ここに夕陽が当たると、不思議な雰囲気が漂います。工事中の今しか見られない、眼福といえましょうか。
 黄土壁の修復も、着々と進んでいます。その模様は、追々のこととして、本日はこれにて。
posted by vino at 19:30| Comment(0) | 修繕工事日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月03日

レモングラス

レモングラス (449x630).jpg レモングラスを刈り取った。
 去年冬越ししたものの成長が思わしくなかったので、新しく一株増やしたのだけれど、夏の盛りに勢いを取り戻して新参者より太く長い草丈になった。
 今年は、念入りに水洗いをして、根元部分も10センチほど切り捨てた。一週間ほど陰干しにしたら、おいしいハーブティーがいただける。
 放射線量は気にしないことにした。
posted by vino at 17:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

何虫?

P7260372 (450x293).jpg 羽音に振り向いたら、仙丈庵の窓の桟に見慣れない昆虫が忙しげに歩き回っていた。羽根で隠れて見えないのが残念だけれど、胴体は緑青色に輝いている。手持ちの昆虫図鑑には見当たらない羽虫。こんなきれいな色をして、そも何者?
アップで見ると窓の桟があまりにも汚いので、羽虫が飛び去ったあと慌てて拭き掃除をした。夏には気づかなかった汚れが、秋の陽射しには浮き立って見える。
posted by vino at 16:07| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする