2011年11月27日

ホウキグサ

 PB270833 (450x300).jpg 夏の間は爽やかな緑を楽しみ、秋には深紅に紅葉して小庭に彩を添えてくれた鉢植えのコキアが枯れた。「畑のキャビア」は?とまさぐってみたけれど見当たらなかった。園芸種では無理なのかもしれない。
「これ、コケ庭の箒にいいんじゃない?」という家人の提案で思い立ち、株の根元を銅線で縛ると、そのまま手作り箒が出来上がった。早速コケの上に降り落ちたコブシの葉を掃き出してみる。柔らかからず硬からず、コケを傷めることなく簡単に掃除が出来た。手に伝わる感触がなんとも言えないほど優しい使い心地。今までは、落ち葉を一枚一枚、手で拾いながらの作業だったので、手のかじかむ寒さの日は結構億劫に感じていたから、なんとも重宝なものを手に入れた、と喜んでいる。
posted by vino at 10:12| Comment(0) | 庭には・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月20日

一方通行

 夕方の5時を過ぎてしまったので、幹線道路ではたちまち交通渋滞が始まっている。こういう時は近道に限ると、信号のある交差点のひとつ手前の路地を右折した。込み合った住宅街の中をくねくねと曲がり、車一台がやっと通れるほどの道幅だから、最徐行で進まなければならない。四辻やY字路だらけで、その都度、「一方通行」の標識に悩まされる。案の定、左へ左へ、右への標識に促されて進んだ結果、もとの幹線道路に出てしまいそうになった。慌てて、手前の路地を左折して、さきほど幹線道路から右折した道路に出て程なく進んで分かった。どうやら頼りにしていた商店の灯が消えていてシャッターも下りていたから、直進するところを左折してしまったらしい。
 ぐるぐる迷路から開放されてほっとしながら先に進むと、腰の曲がったおばあさんが座敷犬を連れて道の真ん中を散歩している。おばあさんは知らんぷりで歩き続ける。犬が時々振り返って、「おばあさん、このままでいいの?」と訊いているよう。
 民家の生垣が切れたところで犬をひょいっと抱き上げて、やっと、おばあさんは縁石の上に避けてくれた。おばあさんに一言お礼を言うつもりで車を止め窓を開けると、途端におばあさんの罵声が飛んできた。犬もきゃんきゃん泣き出した。
「こんな狭いところを自動車で通ったりして危ないじゃないかッ!こっちは年寄りなんだからッ!」

 可愛いかわいい癒しのトイプードル君。おばあさんの気持ちが和やかに安らかならんことを・・・。
posted by vino at 12:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

空なる・・・( 断想 )

 遠いもの、それは空間なり距離なりの大いさであり、時間の、多くは過ぎていった透明な計り知れないものの全てを包括してなお余りあるもの。
 うらうらと浮かぶ面影が、湿った泥土の匂いを漂わせながら、いくつもいくつも、一重に二重に、いや幾重にも重なって、うららうららと遠ざかってゆく。
 掌に残るものは、今この瞬間の、だから何者かの揺らめく灯影。
 たとえば、水の流れに喩えれば却って心安らぐ。
 遠いもの、それは今、目前にあるものの遺影の多重映しか、それらの崩壊するときに轟(ほめ)く音、消えてゆく音の重なり。
posted by vino at 19:33| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月02日

交差する時間 - ね

ね、ね、こ・れ・・・
・・・
ね、ね、あ・れ・・・
・・・
ね、ね、何処へ行ってしまったの?

あ、あ、こ・こ・・・
・・・
あ、あ、そ・こ・・・
・・・
あ、あ、其処へ行っちゃ駄目!

ね、ね・・・、ね、ね・・・
posted by vino at 19:31| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする