2012年06月22日

梅雨の晴れ間

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 梅雨の晴れ間が心地よいのは、そのシットリ感とカラッと感が同時に味わえることだ。
 先ほどまで降っていた雨があがって太陽が顔をのぞかせると、あたりの緑が一層瑞々しい彩りを見せて輝きだす。
 陽光に誘われように、地表の水溜りや木々に宿っていた露が水蒸気になってあたりに充満し拡散してゆく。
 気温があがるにつれて少しずつ空気が乾いてくると、木々の緑がひときわ冴えた色合いを見せるようになる。地温の上昇と水蒸気の気化熱によるバランスが程よく肌に合って、梅雨の晴れ間の清々しさを感じるのだろうか。
posted by vino at 16:58| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月18日

交差する時間 - 悪なるもの

幸福な健忘症
胸ふたがる思い

言葉が壁となって立ちはだかり
透過したものが何事もなく
後姿を遠くする

一欠けらの懲戒もなく
後先の予兆もなく
忘れられた悪戯のように
posted by vino at 12:02| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月14日

交差する時間 - 大きな木小さな木

大きな木に寄ると人はその木肌にそっと手を触れ
何ごとかを囁かずにはいられない
背をその幹に預けて枝を彩る緑の葉叢を振り仰ぐ
そうして大きな木の物語を聞く

小さな木に寄ると人はその幼葉を優しく手で掬い
何ごとかを囁かずにはいられない
掌をその頂きにかざして空を目指す柔らかな成長を祈る
そうして小さな木の物語を造る

posted by vino at 15:09| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月10日

足の裏

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 飼い始めて丸3週間になるトイプードル・マロン君、やっと我が家の環境に慣れたか、少し落ち着きを見せ始めた。

「突然耳鳴りが強くなって、視界に靄がかかるようになりました。脳貧血のような気分でした」
掛かり付けの脳神経外科の病院に駆け込んで、問診を受ける。
 血圧を測ってもらうと、155-88、普段はどちらかといえば低いほうなので異常な数値に驚いてしまう。
「これは、重篤な病気でも、その前兆でもありません。自律神経失調症ですね。季節の変わり目とか、心配事とか、ストレスが原因ですね。何かありました?」ひそかに、中島みゆきと呼んでいる女医さんが微笑んでいる。
「じつは、犬を飼い始めまして・・・。癒されるつもりが、トイレの始末からえさの準備、朝は早いし朝晩の散歩と、生活のリズムが狂ってしまい、いささかグロッキー気味でして・・・」
「大変でしょう?だから、成犬を飼うと良いって言いますよ、ちゃんと訓練を終えた犬を・・・」
 話を聞いてもらっているうちに、気分がスーッと落ち着いて、血圧のせいか後頭部にあったもやもやと鈍痛もいつの間にか消えていた。
 医師と犬談義なんかしていていいんでしょうか。看護師さんは、忙しそうに次の患者のカルテをめくり始めた。「みゆき」先生は知らん顔。そうか、お医者さんのストレスもすごいらしいぞ。だって先生、楽しそうに話をしていたもの、和やかな笑顔で。

 朝、ひと段落すると、仙丈庵のウッドデッキにサマーチェアーを出して、ケットを広げ、寝そべってコーヒーを飲むのが習慣になった。寒くなく暑くない今の季節だけの楽しみだ。こちらが横になるとすぐにマロン君も乗ってきて、当方の脚の間に寝そべる。
 今朝、珍しく、足の裏を見せて長くなっているので、しみじみと彼の肉球を観察する。前部分に4個、脚の軸受け部分に一個、計5個。前の部分には爪がついているけれど・・などとまさぐっていると、足の裏は犬でもこそばゆいのか、足をピクンと一振りして立ち上がりひょいとチェアーから飛び降りると部屋の中へ水を飲みに行ってしまった。
 
 自律神経失調症には、足裏マッサージが良いと聞いたことを思い出した。
 足の裏をくすぐってもらうのが気持ちが良いからと細君に強要して離婚されたという、アメリカの男性の話は何処で聞いたのだったか・・・。
posted by vino at 09:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする