2012年12月31日

今日の一行の五十三

星冴ゆる賢治の歌の聞こえきて

※宮沢賢治作詞作曲「星めぐりのうた」の歌詞に出てくる星座は、ほとんどが冬の星座。オリオンや北極星を眺めながら、過ぎ行く時に身を任せるのもいいものです。皆さま、どうぞ良いお年を。
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2012年12月15日

今日の一行の五十二

'Take Five'のDave Brubeckが死んだ。5拍子が悲し。永遠の休息を・・・。
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2012年12月12日

北 風

 いつもの散歩道である源氏川の堤防に取り付いている空き地に車両運搬車が乗り込んできて、大きな乗用型の耕運機を下ろしていた。運転しているのは、鮮やかな黄色のつなぎを着た、小柄な若い女性だった。身のこなしがなんとも小気味よいほどキビキビしている。
 堤防から田への傾斜道を勢いよく降りると、そのまま冬田を耕し始めた。乾燥している田から土埃が舞い上がる。運転席は全天候型、ひょっとするとエアコンも付いているのかもしれない。
 早い早い、優に自転車の速度を負かしそう。10aほどの田を10分そこそこで耕してしまった。もうとなりの田を耕し始めている。
 その作業ぶりを、年老いた夫婦が見守っている。近寄って話を聞くと、長年丹精込めた田作りも、今年で終わりにして、市内の農業法人に任せることにしたのだという。問わず語りに、どちらからともなく昔話になって、手でひと鍬ひと鍬耕したことや、牛を使って耕したこと、目にしている大きな耕運機の働きぶりはまるで夢を見ているようで腰が抜けそうだと、おばあさんの話。
 日が陰り始めたのも厭わずに、耕運機は田を駆け回っている。 
 老夫婦二人の頬かむりの手ぬぐいが、北風に震えていた。
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