2017年09月13日

ランタナ

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 小さな一輪挿しに、ランタナの黄色が鮮やか。斑入りの緑の葉が優しく色を添える。
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2017年08月11日

一輪挿し

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 愛用していた球形の一輪挿しが半分に割れてしまった。白釉を刷いただけの何の変哲もないものだけれど、庭の草花を一輪、季節ごとに挿して楽しんでいた。
 捨てるにしのびず、半欠けに水を入れて紫の花(残念ながら花の名前を失念してしまった)をそっと置いてみた。庭のテーブルでコーヒーを飲みながら、球形のときよりいいみたい・・・。
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2017年08月02日

今年もヤマブドウ

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 鉢植えとは別に、先年、菜園の隅に植えたヤマブドウがぐんぐん蔓を伸ばし、間に合わせに作ったぶどう棚一杯に広がってたくさんの房を付けている。広さにしてわずかに畳2枚程度、つまり一坪ほどのもの。房の数6,70房はあろうか。
 今年は、近所のブドウ栽培農家さんに教えてもらった通り、房の長さを1/3ほど詰めて短くし、随時、小さな粒を摘果して粒をそろえた。お蔭で一粒ひとつぶの大きさが去年の鉢植えのものに較べると1,5倍、ものによっては2倍の大きさになっている。ただし、ブドウにはブドウ虫はじめ数種類の害虫が付くから大変だよ、とも言われていた通り、一本の枝にはブドウ虫が入って膨れ上がり、カメムシに似た虫がやたらめったら実をかじったりと、無農薬を実践するのはまことに気がもめることだ。
 でもいいもん、虫がつくのは美味しい証拠だから、などと負け惜しみを言いながら色づく秋を待っている。
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2017年06月25日

今年もハナイカダ

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 例年、結実しても大きくなる前に実がこぼれてしまって行末を見ることが出来ないでいた。が、今年はどうしたわけか、立派に膨らんだ実がいくつも付いている。このままどのように熟すのか見てみたい。
 「何を好んで・・・」とは、花やその実の妙を目にするたびに思うことだけれど、このハナイカダもその一つ。
葉のほぼ中央、主葉脈に花を咲かせて実を結ぶ。光合成の工場ともいえる葉から直接養分を供給されるのだから、合理的といえばこの上ない仕組みなわけだ。
 葉と実が、このあとどのように折り合いをつけてゆくのか、楽しみにしている。
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2017年06月15日

今年もキョウカノコ

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  京鹿の子咲きて遠流の行在所  中西克喜
 
 手元の歳時記によると、「京鹿子の名前は、淡紅色の花序を京染の鹿子紋に見たてたもの。」(福田甲子雄)とある。緑の叢の中に、赤い茎も目に付く。その赤が、どこでろ過されて淡紅色の花となるのか、じっと見ているほどに不思議さが募る。
 掲句、京鹿子の「京」に、「行在所」が響いて、遠島に流されたやんごとなきお人の無念の年月に思いが流れてゆく。俳人の目は、見るものを見て、見るものを捨てる。そして見えないものに、遠く観照の光を照らす。
  
 
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2017年06月11日

今年もヘヴンリーブルー

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 吾小庭の青い花の極め付きは、ヘヴンリーブルーと言いたいところだけれど、園芸店で見つけたのは、「サカタのタネ」の「あさがお 青い簾 大輪」。定植して2週間ほどで蔓丈1mに満たない幼いものに、今朝一輪、花が咲いた。花の形といい色合いといい、蕾の独特の形まで先年楽しんだヘヴンリーブルーにそっくりだけれど何が違うのだろうか。霜の季節まで咲き続けるとあるのも全く一緒。
 ま、いいか、花の科には非ざるものを・・・。蕾も沢山ついているから、今年の夏も青い「簾」で過ごせそう。
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2017年06月07日

今年もヤブムラサキ

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 開ききっても、花の径は6,7ミリ程の小さな花。4枚の紫の花弁の中に球形の黄色い雄蕊があって、しばらくするとドームの屋根を開くように四つに割れて花粉が見えるようになる。雌蕊は半透明のクモの糸より細いくらいのものが、雄蕊を割ってツ〜イッと1センチほど突き出る。
 こんな小さな花にも蜜はあるらしく、身体のまんまるい花蜂がしきりに蜜を求めてやってくる。
 偲びやかに咲く小さな花だけれど、紫と黄色の配色といい、一見なよなよと見える雌蕊だけれど生命の営みを宿すしたたかさといい、自然の配剤には驚くばかり。秋には母なる花の色を請けて、紫の実が熟す。
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2017年06月05日

今年もホタルブクロ

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 淡々した、ピンクに近い薄い紫のホタルブクロは、この節の吾小庭の主役のひとつ。
 去年の秋、コスモスの花束をいただいた花美人の奥さんから、今朝の散歩のときに、濃い紫のホタルブクロを分けてもらった。ホタルブクロと言わずに、今どきのやたらと長いカタカナ表記のものなのかもしれないけれど、奥さんも正式の名は知らないと言う。花の姿形も葉茎もそっくりだから、ま、暫定ホタルブクロ。
 今朝は、忙しいからと切り花にしていただいたけれど、暇を見て一株鉢上げしておきましょう、と言ってくれた。奥さんがまた一段と輝いて見えた。いただきます。
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2017年06月04日

今年もニッコウキスゲ

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 弱々しい株立ちだったので心配していたけれど、一日と言えない、凛々しい花径が二本立って、そのうちの一本に、今朝、一輪花が咲いた。朝陽を浴びて胸を張って咲いている。別名、禅庭花(ぜんていか)と言うそうな。言われてみればそのように、庭にあって、「心を一の対象に集中し、正しくつまびらかに思惟し、無我寂静の境地に没入すること。」(『辞海』:禅より引用)に導いてくれるにふさわしい花の姿だ。

 
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2017年06月03日

今年もチドリソウ

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  六月を奇麗な風の吹くことよ  子規

 本格的な梅雨の季節に入る前の晴れ間は実に清々しい。
 掲句、簡潔に言い切ったかに見えるけれど、病を得て長い長い療養生活を強いられる子規の生涯を知っているわたしたちには、この季節の風の心地良さを感得するだけでよいのかどうか・・・。

 小庭に、今年もチドリソウが咲いている。昨年は庭一杯に株が増えて、濃い青紫、薄い紫、そして白花と咲き競っていて、花期が終ってもそのままに放置して種がこぼれるに任せていたのだけれど、期待した数は見られない。それでも、繁茂した下草の緑の中にすっくと背を伸ばしたチドリソウの立ち姿は、その花にもまして気持ちのいいものだ。
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2017年04月25日

花に会う

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 庭の草木の芽吹きに歓声を上げ、咲く花を掌に囲って愛でることに幸せを感じるのは、季節の確かな廻りに出会える喜びがもたらしてくれるもの。例年、同じところに立ち同じように眺め同じように語り掛ける。
 青空を背景に見るアケビの花と若葉が目に染みる。

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 その下草の中にあるオキナグサが例年になくたくさんの花を開き、木漏れ日を受けて恥ずかしそうにしている。
 サンザシの蕾もヤマブドウの若芽も膨らみを増し、フサスグリの小さなな花も陽射しを浴びて輝いている。
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2017年04月03日

タツタソウ

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 2年前、小庭のどんぐりの木の下に鉢植えから移植したタツタソウが一輪、花をつけた。昨日、下草の中に赤紫色の幼い芽がかたまって芽吹いているのに気づいたばかりなので、驚いている。
 本来、草丈は20センチほど、花は径3センチほどになるはずなのだけれど、何を待ちきれないのか花茎は5センチにも満たないし、花の大きさも1センチあるかなしか、ごくごくミニサイズで咲いている。
 隣のカタクリは、ようよう片葉を出したまま動かない。気温が上がって、地温も追いつけば、草花は一気に勢いを増し季節を謳歌するはずとは思うものの、なんとも待ち遠しことだ。
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2017年03月06日

ミモザ枯れる

 花の季節になった。去年植えた小庭のミモザアカシアも、当方の背丈を超えるまでに成長し枝いっぱいに蕾を付けている。程なく黄色の可愛らしい花が咲くだろう・・・
 と楽しみにしていたミモザが、突然枯れてしまった。たくさんの蕾が開かないまま、立ち枯れた。
 これで二年続けて、枯れたことになる。がっかりしつつも、あの愛らしい花が見たさに、また園芸店に走って背丈ほどの幼木を一本買ってきて植えた・・・待て待て、これには何か原因があるに違いないと穴掘り作業を中断して説明書をよくよく見ると、「日当たりと排水のよい、強風の当らない場所が適します。」とある。これで思い当たった。ミモザを植えていた場所は、母屋と、離れてはいるけれど隣家の間を北風が通り抜けるところ!!今年の冬は格別寒かったし、北風が強く吹く日が何日もあったではないか!!そうだったのか、同じところに植えたらまた同じ結果になるわけだ。
 かくて、もう少し温かくなってから別の場所を選んで定植をすることにして、掘り始めた穴は埋め戻すことにした。
 細い幼木ながら花いっぱいのミモザを、鉢植えのまま、毎日部屋と軒下と風当たりをみながら出し入れしている。
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2017年02月08日

"月影"を愛す

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 二もとの梅に遅速を愛すかな  蕪村

 小庭に二本の梅の木がある。どちらも、緑萼種の”月影”。数年違いで先に植えた梅の木が、樹勢も樹高も勝り、花付きにもずいぶん差がみられる。掲句のように開花に遅速があるけれど、その分時間差で長く花が楽しめるのは、望外の喜び。
〈 遅速を愛す 〉とは、言い得て妙と感心する。
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2017年01月22日

春に咲く花

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 北風に身を震わせながらも、小庭のロウバイとフクジュソウの花が咲き始めた。同じ黄色の花でも、色合いも趣もずいぶん違う。
 
 日のあたる窓の障子や福寿草  荷 風
 日の障子太鼓の如し福寿草   たかし

 掲句は、同じ障子と福寿草の取りあわせだけれど、作者の目線と心底の思いはずいぶん異なって届く。
 小庭のミモザアカシヤの蕾も膨らんできた。寒さはまだまだこれからだとは思うものの、花々の息遣いに挨拶の手を差し伸べる。
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2016年12月05日

サンザシの実

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 定点観測のように観賞してきたサンザシの実が、ついに最後の一果を残すのみとなって冬構えに入った。4,50は数えた時もあったものが一つまた一つと落ち始めて、双子の実も相方が落ちてしまい、寂しそう。落ちた実はすべて、埋葬するように別の鉢の腐葉土の中に埋め込んである。来春、いくつの実から芽吹きが見られるか、楽しみにしているところ。
 芽吹きから結実、そして落果まで見ていると、植物の一年は誠に彩り豊かに、起承転結をもって移ろって行くのを実感する。ステレオタイプなもの言いながら、そう思うのだけれど・・・
 詩人は詠っている。
 ・・・
 生命は
 その中に欠如を抱き
 それを他者から満たしてもらうのだ
 ・・・
(吉野弘『北入曽』から「生命は」)
 
 「欠如」といい「他者」といい、辞書では味わえない言葉の広がりを、詩人は呈示してくれる。
 
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2016年11月15日

ニシキギ

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 仙丈庵の西側、ウッドデッキの下に、柿の木と寄り添い合うようにニシキギがある。柿の葉が落ちつくすのを待っていたのか紅葉が進んで、いま真っ赤に燃えている。
(手前の無粋な横棒は、ヤマブドウの棚の整備途中のもの・・・)
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2016年10月06日

サンザシ2

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 昼夜の温度差が大きくなってきた。夜明け前の気温は15度を下回るようになり、日によっては窓ガラスに結露さえ見られることも。
 定点観測のサンザシの実が一段と赤くなり、陽の当たらない実の下側まで色付いてきている。
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2016年09月28日

日に日に

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 イワシャジンの一鉢、ほぼ満開に咲いている。コーヒーを飲みながら毎朝語り掛ける。

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 サンザシの実の色づきも楽しみ。

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 グランべりもずいぶん赤らんできた。熟す前に数個落果してしまいハラハラしたけれど、どうやら落ち着いた様子。
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2016年09月21日

サンザシ

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 青かったサンザシの実がほんのり赤らんできた。サンゴ色に色づくのは十月の中旬だろうか。小さな花と小さな実だけれど、花期も色づきの具合も何やらリンゴに似ている。
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