2017年03月06日

ミモザ枯れる

 花の季節になった。去年植えた小庭のミモザアカシアも、当方の背丈を超えるまでに成長し枝いっぱいに蕾を付けている。程なく黄色の可愛らしい花が咲くだろう・・・
 と楽しみにしていたミモザが、突然枯れてしまった。たくさんの蕾が開かないまま、立ち枯れた。
 これで二年続けて、枯れたことになる。がっかりしつつも、あの愛らしい花が見たさに、また園芸店に走って背丈ほどの幼木を一本買ってきて植えた・・・待て待て、これには何か原因があるに違いないと穴掘り作業を中断して説明書をよくよく見ると、「日当たりと排水のよい、強風の当らない場所が適します。」とある。これで思い当たった。ミモザを植えていた場所は、母屋と、離れてはいるけれど隣家の間を北風が通り抜けるところ!!今年の冬は格別寒かったし、北風が強く吹く日が何日もあったではないか!!そうだったのか、同じところに植えたらまた同じ結果になるわけだ。
 かくて、もう少し温かくなってから別の場所を選んで定植をすることにして、掘り始めた穴は埋め戻すことにした。
 細い幼木ながら花いっぱいのミモザを、鉢植えのまま、毎日部屋と軒下と風当たりをみながら出し入れしている。
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2017年02月19日

大作曲家の死を悼む

 昭和の歌を懐かしんだ途端、船村徹の訃報に接して驚いている。もとより、その人となりを語る任ではないけれど、数多くのヒット曲を生み出した昭和の大作曲家の一人として、船村節は耳に焼き付いていて、その何曲かは愛唱歌でもあってみれば、文字通り、大きな看板が音を立てて崩れ落ちたようなショックを受けている。
 昨夜のNHKラジオ深夜便では、急きょ追悼番組を組んで名曲の数々を放送していた。
 何と多くの名曲を残してくれたことか、何と多くの歌い手の才能を引き出したことか。
 謹んでご冥福を祈ります。合掌
 
 追而 願わくば、ちあきなおみがこの際、恩師の葬儀に姿を見せてくれないものかと、不遜な思いが湧いてきて・・・
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2017年02月17日

”連絡船の唄”のこと

 最近、TVの歌番組はすっかりBSに移行した感があるけれど、たっぷりと時間をとってくれていて、昭和の歌がきけるのはありがたい。50年前の歌でも60年前の歌でも、テロップで歌詞が流れさえすれば画面の歌手と一緒に歌える。サビのところでは一段と声を張り上げて歌い出し、歌手ににらまれそう。
 先日、”連絡船の唄”を二人の女性歌手が歌ったのをきいて、久しぶりに菅原(都々子)節をききたくなりYou Tubeで検索した。
 ステージで歌う数年前の自分の映像をみて、番組に出演しているはめ込み映像の本人が恥ずかしそうにしている。可愛らしいおばさんになって元気そう。
 よくぞこんな歌い方(失礼?)をする歌手を、門前払いせずにデビューさせたものだと感心する。誰にも真似のできない声と歌唱法があって数々のヒット曲が生まれたのだから、時の関係者の英断には大きな拍手を送りたい。
 
 心に染み入る歌声に、連絡船はいつまでも港に着けず出もやらず女心を捨てて行くばかり・・・
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2017年02月16日

ふ〜n

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 野の道の畔にあって、群生で見る花だけれどレンズでそっと分け入ると、一輪お澄まし屋さんがいてこちらに小首を傾げる。大好きな青い花のひとつ、オオイヌノフグリ。名前からは想像もできない可憐な花だ。
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2017年02月15日

光と影

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 北風は冷たいけれど、陽射しはもう春のもの。陽だまりの温かさがありがたい。
 粉茶のガラスの容器が空いたので、資源ごみに出そうとして、ふと手が止まった。春の陽光に緑の影が美しい。また、小物のストックが増えそう。こんな可愛らしいものをどうして捨てられましょうや!?
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2017年02月08日

"月影"を愛す

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 二もとの梅に遅速を愛すかな  蕪村

 小庭に二本の梅の木がある。どちらも、緑萼種の”月影”。数年違いで先に植えた梅の木が、樹勢も樹高も勝り、花付きにもずいぶん差がみられる。掲句のように開花に遅速があるけれど、その分時間差で長く花が楽しめるのは、望外の喜び。
〈 遅速を愛す 〉とは、言い得て妙と感心する。
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2017年02月06日

風の隙間

 強い風に向かって、一羽のアオサギがゆっくり翼を動かして飛んで行く。風の強弱と折り合いをつけて、上下に揺れながらまるで風の隙間を縫うように飛んでいる。
 風に逆らって飛ぶ、何かの必然が彼を駆り立てているのだろうか。何かの必然がなければ、鳥が飛翔を続けるものだろうか。
 身軽に見えて、さほどの懸命さは見えないのだけれど、彼にとっての”何かの必然”の重さは見えたように思う。
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2017年02月03日

梅まつりまじか

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 今、水戸の偕楽園内で、軽微な改修工事をしています。正月明け、現場に入ったときはまだ寒く、梅の花も一輪、二輪とほころんだばかりでしたが、最近になって二分から三分、木によっては満開に近く花が咲いているものもあります。大好きな、緑萼種の「月影」も咲き始めました。
 知り合いの造園屋さんも、梅まつりに向けて準備に大忙しです。
 先日、面白い機械を目にして、その作業に見入ってしまいました。園路を整備するために、立木の一部を伐採したあとの切り株の処理が問題でした。偕楽園は史跡公園のため、伐根作業に重機を使って大きな穴を掘ることが出来ません。そこで登場したのが、切り株処理機、スタンプ・グラインダー。大人の胸程の高さのさほど大きな機械ではありませんが、まさに十人力。先端に取り付けられた円盤に、ボルトの頭のような小さなハンマーがついていて、円盤が高速で回転すると切り株を微塵に砕いてしまいます。
 あとには、チップ状の木くずが少し見られる程度で、何事もなかったかのように平坦な地面に早変わりです。
 枝の剪定や施肥作業、園路の杭やロープの張り替えなど、造園屋さんの仕事は盛り沢山です。
 そんな、縁の下の力持ちがいて、梅園が美しく保たれているのですね。園で会ったら、ご苦労さんと一声かけてくださいませ。
 まもなく梅まつりが始まります。
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2017年01月24日

お話し会のご案内

 常陸太田図書館友の会の定期発表会があります。

 第11回大人のためのおはなし会
と き:平成29年1月29日(日)午後1時30分〜
ところ:常陸太田市立図書館集会室(2階)
プログラム:
1.玉子とニワトリ(山川静夫 作)
2.いただきます(安東みきえ 作)
3.うそ話千両(『日本のわらい話』より)
4.くまの子フーのお散歩(原嶋桂子 作)
5.さどぎつね(『狂言・謡曲 はじめてであう日本の古典12』より)
休憩
6.女と味噌汁(平岩弓枝 作)
7.山寺とムジナ(『読みがたり茨城のむかし話』より)
8.真田小僧(落語)
9.いねむり山とのんびり川(原嶋桂子 作)
ゲスト朗読:
 藪の中(芥川龍之介 作)
 ないとう きみこ さん(元茨城放送アナウンサー)
 ないとうさんは、当会の講師です。また、原嶋桂子さんは、元会員です。
 私めは、ないとうさんと一緒に、「藪の中」を読みます。
 会員皆、最後の仕上げに懸命に頑張っています。是非お出かけ下さい。お待ちしています。
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2017年01月22日

春に咲く花

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 北風に身を震わせながらも、小庭のロウバイとフクジュソウの花が咲き始めた。同じ黄色の花でも、色合いも趣もずいぶん違う。
 
 日のあたる窓の障子や福寿草  荷 風
 日の障子太鼓の如し福寿草   たかし

 掲句は、同じ障子と福寿草の取りあわせだけれど、作者の目線と心底の思いはずいぶん異なって届く。
 小庭のミモザアカシヤの蕾も膨らんできた。寒さはまだまだこれからだとは思うものの、花々の息遣いに挨拶の手を差し伸べる。
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2017年01月04日

夜 空

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 月と金星が挨拶を交わしているよう。
※1月2日、午後5時25分撮影。400mm望遠。1000mmなら、月のクレーターが見えるのだけれど。
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2016年12月31日

今日の一行の七十

 なんて多くの日々が、またしても沈黙のうちに過ぎ去ってしまったことだろう  F・カフカ
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2016年12月24日

バッハを聴く

 知人に教えてもらった、バッハの”無伴奏チェロ組曲”を聴いている。ミッシャ・マイスキーの1999年録音盤。
 実は、来年1月にある図書館友の会の「大人のためのおはなし会」で朗読する芥川龍之介作「藪の中」のためのB.G.M.をあれこれ物色中だったところ、一度聴いてみて、と紹介されたのだった。以来、YOU TUBEやネットショップの試聴版で、ヨーヨー・マ、カザルス、ロストロポーヴィチ、シュタルケン、ローゼンなどを聞き比べた結果、ミッシャ・マイスキーの演奏が当方の感性にいたく響くものがあった。
 お話し会では、媼と女の章を講師のないとうきみこさん(元IBSアナウンサー)にお願いし、当方は、木樵り、多襄丸の章を読む。(時間の関係で、原作の味を害さない程度に一部割愛せざるを得ない。)そして最終章「巫女の口を借りたる死霊の物語」は、ないとうさんの巫女の声と当方の「男」の声とが重ね、重なりして大団円へ、となる。
 ところが、いざB.G.M.のための編集を始めて何回も何回も繰り返し聴くうちに、余りにも主調音が勝ち過ぎてB.G.M.には向きそうもないと感じるようになった。曲も演奏も良過ぎて、お客さんはそちらに気をとられてしまうのではないか・・・。TVのドラマや映画にも採用されたことがあるらしいのだけれど・・・。
 編集作業そっちのけで、チェロの音色に聞き惚れている。中で、第2番ニ短調BWV1008のサラバンドが胸に沁みて来るので繰り返し聴くうちに、メロディーを覚えてしまった。
 B.G.M.どうしよう・・・。
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2016年12月05日

サンザシの実

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 定点観測のように観賞してきたサンザシの実が、ついに最後の一果を残すのみとなって冬構えに入った。4,50は数えた時もあったものが一つまた一つと落ち始めて、双子の実も相方が落ちてしまい、寂しそう。落ちた実はすべて、埋葬するように別の鉢の腐葉土の中に埋め込んである。来春、いくつの実から芽吹きが見られるか、楽しみにしているところ。
 芽吹きから結実、そして落果まで見ていると、植物の一年は誠に彩り豊かに、起承転結をもって移ろって行くのを実感する。ステレオタイプなもの言いながら、そう思うのだけれど・・・
 詩人は詠っている。
 ・・・
 生命は
 その中に欠如を抱き
 それを他者から満たしてもらうのだ
 ・・・
(吉野弘『北入曽』から「生命は」)
 
 「欠如」といい「他者」といい、辞書では味わえない言葉の広がりを、詩人は呈示してくれる。
 
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2016年12月04日

橘始黄の候〜

 母の一周忌の法要の後のお斎を、近くのホテルで行った。祥月命日は1月10日だけれど正月早々の法事も憚られるからと、少し前倒しにしてもらった。
 その際、テーブルに配られた料理の「お品書き」の頭に、「橘始黄の候〜」と記されていた。
 さて、これが読めなかった。参列者がこもごも声をあげたけれど、一番多かったのが、「たちばなしこうのこう」で、「こう」と「こう」が重なるから「たちばなしおうのこう」などなど。
 家に戻って辞書で引いて、なるほど、なるほど日本語って美しいと膝を打った。「たちばなはじめてきなり」(本によっては「きばむ」)の候、と読み、七十二候の一つ、とあった。 
 そこで、書棚にあった『日本の七十二候を楽しむ〜旧暦のある暮らし』(文 白井明大、絵 有賀一広 東方出版)を開いてみた。二つ三つと読み進むうちに、どれもこれも言い得て妙と言うべく、それぞれ捨て難い味のある説明がなされている。『日本の七十二候〜』を「始めて繙」いたときは、さして心にもとめずに読み流していたものを、ひとの手で切り取られ示されて見ると、新しい気味が感じられるばかりか、料理人の心意気もこちらの胸に届いて嬉しくなってしまった。
 さて、『日本の七十二候〜』のこと、全文は紹介できないので、「〜始めて〜」に限ってその候を列記させていただく。

春:霞始めて靆(たなび)く、桃始めて笑う、雀始めて巣くう、桜始めて開く、虹始めて見る、葭始めて生ず
夏:蛙始めて鳴く、蓮始めて開く、桐始めて花を結ぶ
秋:天地始めて粛(さむ)し、水始めて涸る、霜始めて降る
冬:山茶(つばき)始めて開く、地始めて凍る、橘始めて黄なり、雉始めて雊(な)く、鶏始めて乳す
 
 如何ですか?改めて先人の自然との触れ合いの豊かさを見る思いが致します、ね。
 来年の暦は、ぜひ、旧暦が併記されたものをお求めになって「〜始めて〜」下さいますように・・・。
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2016年11月20日

「二冊の本」後日

 例によって、乱読、併読のこと。

『前 途』(庄野潤三、講談社)

 本棚の並べ替えをしているときに、床に積んで仮置きしていた本が崩れて一冊の本が飛び出てきた。庄野潤三の『前途』だった。昨年の6月に、「二冊の本」というタイトルで、野呂邦暢の『夕暮れの緑の光』を紹介したときにも触れたけれど、昭和17年から18年にかけての著者の九大での生活を中心につづられた作品で、詩人伊東静雄との師弟関係や学友、校友との青春の交流を描いたもの。
 時局はますますひっ迫しており、アッツ島での日本軍の玉砕などにも言及するが、著者独特の淡々とした筆致は踊るところがない。
 ところどころ拾い読みをして片づけるつもりだったけれど、庄野氏の筆力に引きずり込まれて、一気に通読してしまった。
 『夕暮れの〜』中にも引かれている、
 前途程遠し思ひを鴈山のゆふべの雲に馳せ、
 後会期遥かなり纓を鴻臚のあかつきの涙にうるほす (『和漢朗詠集』)
には、様々な思いが溢れる。この詩句にある、『前途』も『夕べの雲』も庄野さんの作品名にあり、当方にとっては青春の譜であった。

・・・今度は海軍航空予備学生が任官後、六ヵ月の命である。その期間中に殆どの者が戦死する。七〇%が死ぬということを小高が昨日、聞いてきたと話す。・・・
・・・帰る時、小高が、「もうお目にかかれないと思いますが、お世話になりっぱなしで」と云ってお辞儀をしたが、日野先生もちょっと辛そうだった。・・・

 折しも、南スーダンへ赴いた若き自衛隊諸氏の安寧を祈らずにはいられない。
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2016年11月17日

拡大鏡

 日常使いの小さなスタンド付きの鏡を床に落とした拍子にひびが入ってしまった。割れた鏡を使い続けるのは嫌なもので、文字通り、自分が傷物に見えて気になって仕方がない。
 ホームセンターで探したけれど、今までのものと同じくらいの手頃な大きさのものが見当たらず、一回り大きなものを買うことになった。しかも、両面使いで、裏面が「拡大鏡」になっている。
 家に帰って自分の顔を映して見て驚いた。拡大とはいえ、たかだか1.3倍ほどなのだけれど、軽い凹面鏡になっているので眉間の鼻筋が凹んで見えるため、吾ながらまるで別人のよう。これでは何のための拡大なのか、自分の貧相振りが強調されたようで鼻白む思いだ。
 最近は、スマホやガラケイもそうだけれど、その他の道具類にしてもむやみに多機能をうたう商品が多すぎはしないだろうか。中には、余計なお世話だと言いたくなるものもあって、使いながら文句が出る。そう言えばWindows10もその類で、いまだに折り合いがつかずにイライラしながら「お世話」にならなければならない。
 これも、世に言う、カレイ現象なのだろうか。
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2016年11月15日

ニシキギ

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 仙丈庵の西側、ウッドデッキの下に、柿の木と寄り添い合うようにニシキギがある。柿の葉が落ちつくすのを待っていたのか紅葉が進んで、いま真っ赤に燃えている。
(手前の無粋な横棒は、ヤマブドウの棚の整備途中のもの・・・)
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2016年11月13日

交差する時間 - 花まるを君にあげよう

 誰がはじめて
 花まるを描いたのか
 
 絵ごころはないけれど
 ちょっと いたずら好きな先生が
 子どもの作文に丸をつけたとき
 もっと もっと もっと 丸をあげようと思った
 それがかさなって花びらのように・・・
 
 あら、これって いいなあ

 先生は自分にも丸をつけた
 ひとつ、ふたつ、みっつ・・・
 子どもたちみんなの作文の
 ひとつの丸のうえに
 また さいしょから丸をかさねていった

 まえよりも先生には子どもたちみんなの
 良いところがどんどん見えてきた
 先生じしんも 自分の良いところが
 見えてきた
 
 「花まるを 君にあげよう」
 誰の声だろうか
 先生の耳に聞こえた

 「花まるを 君にあげよう」

 花まるはあげる人ももらう人も
 何故だか幸せにしてくれる

 「花まるを 君にあげよう」
(みんな一緒に)
 「花まるを 君にあげよう」

 ※2017.2.15
  最後の5行は、市内の小学校で読んだ時に加筆しました。
 
posted by vino at 10:05| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月10日

初 氷

 一昨日の初霜に続いて、今朝、初氷をみた。朝陽にさえ溶けてしまう薄い氷だった。
 ものの本には、そのような薄い氷を蝉の翅に喩えて、蝉氷(せみごおり)という、とある。なるほど、水面一面に張るというよりは、枯れた水草の茎を翅脈のようにとって、やっと出来た氷という感じだ。メダカの水鉢の冬支度を急がねばならない季節になった。
 昨年は、29日に初氷?と日記にあるから今年はずいぶん早いことだと思うけれど、?マークがついているので、初氷に気付いた日、と読み替える必要があるかもしれない。
 薪ストーブにも、今季初めて薪をくべた。

 遅れきし友の訃報や蝉氷

 淋しいことだけれど、友人知人の訃に接することが多くなった。

 年寒くして松柏の凋(しぼ)むに後(おく)るるを知る  『論語』
posted by vino at 17:18| Comment(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする