2016年06月08日

ハゼの木

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  紅葉を愛でるばかりに科ありや

 秋の紅葉が美しいハゼの木。この時期、緑一色の中に、季節外れに色づいた葉が一枚。葉の裏を見ると、虫に舐められて網状に葉脈が透けて見え、表の皮一枚で残っていることが分かる。傷んだもののせめてもの自己防衛なのだろうか。
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2016年06月01日

チドリソウ

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 籬というと大げさだけれど小庭の際に植えてあるので、庭うちの緑と周囲の緑とを区切ってチドリソウの涼しげな青紫色の花が目に沁みる。

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 先日アップしたサルナシの実が膨らんできている。花の時は案外短く、一週間ほどで花弁を落としたと思ったらみるみる子房が膨らんで、現在、長径2センチほどになった。
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2016年05月31日

実もある

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 蕊がハラハラと落ちた後に、小さく膨らんだ子房の粒々。ヤマブドウの赤ちゃんたちだ。大まかに摘花をしたつもりだけれど、まだまだ思い切りが足りないかもしれない。

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 サンザシの実もだいぶ膨らんできた。早く色づいた実をみたいと気が急くけれど、やはり夏を過ぎないと・・・

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 親木に病気が入ったせいか、ほとんどが落果してしまい、現在二つだけになってしまったサンシュユの実。薬剤を吹き付けているけれど、一向に回復しない。ただ、瑞々しい新芽が元気そうなので一安心。こちらは来月には色づくはずだ。

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 先年、枯らしてしまったフサスグリに代わって、わずかに実のついた幼木を植えたのがひと月ほど前。ほんのり色づいてきた。この実の朝日にみる透明感がなんとも言えない。
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2016年05月28日

アーティチョーク

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 これ食べられるのよ、と言われながら貰い受け庭に定植したアーティチョーク。径10センチ近い巨大な蕾。小庭で異彩を放っている。
 エディブル・フラワーとしてアーティチョークの茶わん蒸し、生ハム添えにんにく炒め、素揚げ等々、食仕方のレシピを並べられても、どうもねえ。
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2016年05月27日

ヤマブドウ

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 先日アップした「ヤマブドウの花」は、蕾の状態。ブドウの実からは想像できない華奢な花の姿だ。近所の巨砲ブドウの栽培農家に聞いたら、一房当たり35粒残して、先を詰めたり元から摘み取ったり摘花をするのだそうな。花が咲いたら全部実をならせたいでしょうが、そこは大事な作業ですよ、と諭された。
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2016年05月24日

サルナシ

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 去年求めたときには実がなっていたから、花を見るのは初めて。雌蕊の形が独特で、雌雄の蕊がこれほどはっきりそれと分かるのも小気味がいいほど。実は味がいいと聞いたので一口齧ってみたけれど渋いばかりでとてもとても。その名のとおり、猿のための実なのかもしれない。
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2016年05月21日

花の下にて死なむ

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 カルミアの淡いピンクの花が満開。
 萼の根元のところに、粘着液を出す。食虫植物でもあるまいに、何のための所為なのか分からない。蜜を求めて飛来した蜂が一匹、粘液に捕らえられて動かなくなっていた。

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2016年05月18日

ニッコウキスゲ

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 良質の石材から、腕のいい石工が削り出したようにすっきりとした硬質な、それでいて柔らかい黄色の花、ニッコウキスゲ。
 一日花の代表と言っていいだろうか。

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 白い花はいろいろ見るけれど、この花の白さは別格。自然界の奥深さを見る恐ろしいほどの白い花、コデマリ。
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2016年05月14日

デルフィニウム

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 青い花が好きで、この時期、園芸店に行くとまず目について毎年のように買い求める。濃い青のミント・ブルー。

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 今年初めて目にした色違いの、アクア・ブルー。薄青ながら、寄せ植えにすると存在感がある。

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 朝晩の散歩の途中にある K さんの庭先に咲いているバラの色がなんとも魅惑的で、去年挿し木用に5,6本いただいた。そのうち一本に花が咲いた。まだ10センチそこそこの樹高なのに健気なものだ。正直、バラは重すぎてあまり好きな花ではないのだけれど、その色香には勝てません。


 
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2016年05月13日

花下陰

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 花陰や人恋ふとしも朧影
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2016年05月12日

三寸アヤメ咲く

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 去年買い求めたときには、鉢いっぱいに50を超える花が見られたけれど、今年は現在、10個ほど。
 それでも、緑の葉叢の中にすっくと咲くアヤメの立ち姿は美しい。
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2016年05月09日

交差する時間 - たんぽぽ

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 きいろいおはなも たんぽぽ
 しろいわたげも たんぽぽ
 きょうのすだちは
 かぜまち たんぽぽ
 きょうだいみんな
 まぁるい たんぽぽ
 きょうのすだちは
 そらみる たんぽぽ
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2016年05月05日

カラスノエンドウ

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 今の季節は、野の草を雑草と一括りにできないときではないだろうか。足で踏むのがためらわれるように、可憐な花々が咲く。「よく」ではなく「よ〜く」みると、それぞれの生の営みがほの見える。
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2016年05月04日

柿若葉

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  柿若葉重なりもして透くみどり  風生

 柿落葉は冬の季語、柿紅葉は秋。そして柿若葉は夏の季語。柿の実を詠む句も数多いけれど、柿の葉の季節ごとの彩りは捨てがたい。
 風に揺れながら初夏の陽射しを散らす柿の若葉が美しい。
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2016年05月03日

時、来たりなば

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 鉢植えのヤマブドウに花が咲いた。枝という枝に群がるように花芽がついている。おいしい実を実らせるには、摘花をしなければならない。

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 毎朝コーヒーを飲みながら、数粒ずつ食べたヤマブドウの実の種を鉢の土に埋め込んで置いたら、二本、芽を出した。根が張る前に、定植をと別の鉢に移した。「早く大きくなれよ」

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 どんぐりの木の下、半日陰のところに、オキナグサが咲いている。蕾のときにはうつむいて順番を待っていて、開花するときには凛と上を向く。周りを囲むヒメカヤに負けずに、今年も咲いている。
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2016年04月27日

花いろいろ

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 アケビの雌花。並べて植えていた三枚葉のものが枯れてしまって、こちらは五枚葉のもの。うまく自家受粉できるかどうか。

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 2月に、庭に定植したサンザシの花がやっと開花した。10日ほど前に総苞が開いて中から現れたのは、たくさんの小花。大人の親指の爪にも満たない小さな花。実は径1aを超えるはずだから、これらの花に全部実がなったらさぞかし見事なことだろうけれど、まだ幼木にちかいから摘花が必要になるのかもしれない。
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2016年04月24日

青い花

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 ひたち海浜公園(ひたちなか市)の「見晴らしの丘」目指して園路を自転車で急ぐと、目の前に青い花の丘が見えてきた。今が盛りのネモフィラの群生。ゴールデンウィーク中も見ごろか、と。
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2016年04月23日

祈りを捧げます

 熊本市中央区に住む、姪夫婦とやっと連絡が取れた。二人とも元気で、免震構造であるマンションの住まいにも大きな被害はないということで一安心。とは言え、停電と断水、ガスの供給も止まっていたため二日前まで避難所での生活だったという。
 看護師の姪は、不眠不休で患者やけが人の対応に追われているせいか、いつもの落ち着いた物言いとは違い高揚した声で報告してくれた。
 電話は緊急連絡用に待機していなければならないというので長話は無用と、元気な声を聞いて、切った。
 一日も早く地震が収束して、若い夫婦にも、地域の人々にも安寧な日常が戻るように祈らずにはいられない。
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2016年04月12日

落花・・・

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 みてのみや人にかたらむ山桜手ごとに折りて家づとにせむ  素性
                    ( 『古今集』春の上 )

 目の前に差し渡す枝で微風にそよぐ花を見ると、一枝なりとも頂戴いたしたく、と悪心が起こる。
 散り敷いた花弁の中に、ここに咲いてますよと言いたげな小枝のついたままの花が地面に落ちていた。時に吹く強い春風のいたずらか、小鳥のついばんだおこぼれか。
 家に持って帰って小瓶に活ける。
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2016年04月11日

落花語はず

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 落花語(ものい)はず空しく樹を辞す  流水心無(こころな)うして自ら池に入る  白
      (『和漢朗詠集』:講談社学術文庫より引用)

 祭りでもそうだけれど、一筋路地を違えただけで、別世界の静けさに溶け込んでいくかに思う時がある。
 桜の満開の下では、車座になって人々が笑い興じているとき、公園の谷間の道をたどると冷やりとするような閑静な場所に出た。
※ 物の本には、「中国で詩に詠まれる花と言えば、桃や李を言う」とありますから、「落花」から桜を連想するのは当たらないかもしれませんが、「詩心彼我に通底す」と言い訳をしつつ・・・
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